設備紹介
研究室設備紹介
理農館6階SA601(大実験室)
大型振とう機
大腸菌等の微生物の大量培養に使用。5Lのひだ付き三角フラスコを温度制御下で振とう可能
小型振とう機
大腸菌等の微生物の少量、中量培養に使用。そのうち1台には自動濁度測定により微生物の増殖をモニタリング可能
クリーンベンチ
無菌作業を行う空間。紫外線により殺菌し、内部からの送風により異物の混入を防ぐ。
オートクレーブ
内部を高温高圧の状態にする事で、バイオ実験に必要な器具や試薬を滅菌する。
インキュベーター
内部を一定温度で保つことが出来る。微生物のプレート培養などに使用
超純水作製装置
バイオ実験に必要な超純水を作り出す。
大型遠心分離
遠心力をかけることによって、サンプルを構成する成分を分画する装置。主に破砕後の微生物と上澄み溶液を分離するのに使用
小型遠心分離
遠心力をかけることによって、サンプルを構成する成分を分画する装置。マイクロリットルからミリリットル単位のサンプルのバイオ実験で汎用的な遠心分離
低温室
室温が4˚Cに保持されている部屋です.タンパク質の精製や,酵素反応及びタンパク質サンプルの保管を行います
タンパク質精製装置(TOSOH)
タンパク質の精製を自動でおこなうクロマトグラフィーシステム。低温室に4台
タンパク質精製装置(AKTA)
タンパク質の精製を自動でおこなうクロマトグラフィーシステム。4℃に保たれたチャンバー内に2台
ディープフリーザー
–80ºCの冷凍庫。菌体やプラスミドなど壊れやすいものを冷凍保存する時に使用
大型超遠心機
回転時に真空にすることで通常の遠心分離よりも強力に遠心分離可能。細胞の成分ごとの分画などに使用
小型超遠心機
回転時に真空にすることで通常の遠心分離よりも強力に遠心分離可能。大型の装置より小スケールに対応
超音波破砕機
強力な超音波を発生する。主に大腸菌などの破砕に使用
フレンチプレス
圧縮することで大腸菌などを破砕することが可能
サーマルサイクラー
PCR反応により、目的のDNAを増幅するのに使用
リアルタイムPCR
PCR反応をリアルタイムで追跡可能。逆転写と組み合わせてmRNAの定量に用いられる
マイクロチップ電気泳動装置(MultiNA)
マイクロチップを用いた電気泳動法でアガロースゲル電気泳動と同等のデータをゲルの作製なしで取得可能
ゲル撮影装置
タンパク質の純度等を分析するSDS-PAGEなど電気泳動のゲルを撮影する装置
紫外可視分光光度計
紫外・可視光の吸収を測定する装置。タンパク質の精製度や性質の確認、金属錯体の光化学特性の評価、酵素反応の追跡、化合物の定量等幅広い用途で活用されています.
超微量分光光度計
紫外可視吸収スペクトルを1滴のサンプルで測定可能。DNAなどの小スケールサンプルに使用
プレートリーダー
96穴プレートの吸光度、蛍光強度を迅速に測定可能。酵素反応のスクリーニング、細胞毒性評価等に使用
光照射機
フィルターを用いて特定の波長をサンプルに照射する装置。緑膿菌の光殺菌などに使用
蛍光顕微鏡
緑膿菌などの微生物、哺乳類細胞などの観察に形態観察の他、蛍光性物質の細胞内局在化や微生物の生死判定なども可能
コロニーピッカー
プレート培養で発生した微生物のコロニーを1つ1つ、96穴プレートなどに自動で移すことが可能。タンパク質の指向性進化などに使用。
自動分注機
12チャンネルのピペット操作をプログラムで自動制御。大量のプレートサンプルの作成が可能
プレート振とう機
最大20枚のウェルプレートを同時に撹拌可能
セルソーター
蛍光を発する細胞などの粒子の蛍光強度を1つずつ計測し、分取可能な装置
超音波治療機
光よりも組織浸透率が高い超音波を発生させる装置
テレワークBOX
テレワーク用に遮音性の高い小型の作業部屋
自動ガラス器具洗浄機
使用したガラス器具を自動で洗浄します。自分たちで器具を洗う必要がなく、効率的です。
理農館6階SA616(合成室)
ロータリー式エバポレーター
溶媒を濃縮、蒸留する装置。減圧化で行うため、溶媒の沸点が下がり、溶媒が蒸発しやすくなる。
フラッシュ自動精製システム
合成で生じた混合物を自動でカラムに通し,UV-visディテクターにより,効率よく目的の化合物のみを単離します.
真空ライン
空気に不安定な化合物を扱う際に必要なガラス器具です。
ドラフトチャンバー
合成室に設置された排気設備です。有害な気体が発生する反応はこの中で行います。
ペプチド自動合成機
アミノ酸をセットし、アミノ酸配列をプログラムすると自動でアミノ酸の縮合、脱保護を繰り返し、ペプチド合成する装置
自動ガラス器具洗浄機
使用したガラス器具を自動で洗浄します。自分たちで器具を洗う必要がなく、効率的です。
理農館6階SA621(測定室)
Stopped-Flow
2種類以上の溶液を高速で混合させ、混合溶液の反応の紫外可視光吸収を測定します。
グローブボックス
アルゴンガスで満たされた容器。この中で空気に不安定な物質を扱う。中で電気化学測定が可能
高速液体クロマトグラフィー(HPLC)
反応溶液をカラムに通し,高圧・高流速で溶媒を流すことにより,生成物を単離・分析します.紫外・可視光吸収,蛍光,伝導度によって生成物を検出することができます.
オートサンプラ付きHPLC
オートサンプラにより、サンプルをセットするだけで、自動でHPLC分析可能。主に多検体の酵素反応の評価に使用
ガスクロマトグラフィー(GC、GCMS)
試料を高温で気化して試料中の化合物の分離分析を行う装置。一般的なFID検出の他、質量分析と連動したGCMSを3台保有。主に反応生成物の同定に使用
次世代オートサンプラ(PAL)
GCMSに連動させた全自動前処理機能付きオートサンプラ。様々なパーツで構成され、3本のシリンジを用いた溶液の注入、加熱撹拌、ボルテックス、遠心分離、GCMS注入などを全自動で行うことが可能
蛍光分光光度計
蛍光スペクトルを測定することにより,試料の性質と濃度を調べます.蛍光物質を用いた実験系での反応追跡に利用します
紫外可視分光光度計(Tm測定用)
DNAなどの二本鎖安定性を評価することが可能
表面プラズモン共鳴(SPR)
金基板に固定したサンプルを用意し、相互作用する化合物を含む溶液を流し、サンプルとの結合によって変化する表面プラズモン共鳴を測定し、化合物間の結合力、結合速度などを測定可能
等温滴定型カロリメトリー(ITC)
サンプルが入ったセルに、相互作用可能な化合物を含む溶液を滴定し、生じる熱変化をモニターすることで化合物間の結合力や熱力学的パラメーターの測定が可能
動的光散乱(DLS)
タンパク質などの巨大分子の光の散乱を測定し、分子サイズを測定する装置
ESI-MS
試料を含む溶液をスプレー状に噴霧し、化合物をイオン化して質量を分析する装置。有機化合物だけでなく、タンパク質などの巨大分子の分子量測定も可能。HPLCと連動させてLC-MSとしての運用も可能
遠心エバポレーター
遠心しながら減圧することで、小スケールの溶液の濃縮に適している
凍結乾燥機
サンプル溶液の凍結状態を維持したまま、減圧により溶媒を除去する。ペプチドなどの濃縮に使用
高圧反応装置(当研究室が開発)
HPLCを基にした高圧反応装置。反応容器に封入したガスを送液ポンプからの溶媒の送液でさらに圧縮することで、安全、簡便に高圧反応を実施することが可能
哺乳細胞培養設備
細胞実験用の安全キャビネットとCO2インキュベーター。細胞毒性評価用のマウス由来の細胞などを培養するための設備
細胞用顕微鏡
培養中の細胞の形態観察、細胞数を確認するための顕微鏡
結晶用インキュベーター
タンパク質の単結晶X線結晶構造解析用の結晶を成長させるためのインキュベーター
理農館6階SA602(居室)
居室
絨毯張りで靴を脱ぐスタイル。学生1人ずつ机を使用。データ整理、論文検索、発表準備の他、分子動力学計算などの計算科学研究も行っている
お茶部屋
食事や休憩に主に利用。ディスカッションに使用することもある。
お掃除マシン
居室とお茶室の絨毯は夜中にお掃除マシンが掃除してくれます。
その他
NMRとEPR、円二色性分光光度計(CDスペクトル)、MALDI-TOFMSなどは化学科の装置を使用。
学外では、SPring-8にてタンパク質の単結晶X線結晶構造解析やX線吸収分光、
岡崎の分子研の示差走査熱量計(DSC)などを使用しています。